通勤時間、地方暮らし、iPodなど

連日、地方新聞では大きな紙面を使って役所や民間企業の人事異動が掲載されている。春だな、年度末だな、もうすぐ4月だなと感じる風物詩の一つ。

ヲレも4月から部署が変わる。20数年間、自宅から車で7分、直線距離で1500メートルの職場に通勤してきたが、4月からは車で20分から30分程度はかかるだろうか。往復小一時間、1日の内の24分の1を通勤時間に費やす。これをどう考える。

都会の人は、片道1時間、2時間の通勤時間を当たり前のようにしている。地方都市、田舎に就職して優位だなと思えたのは、この通勤時間による人生の貴重な時間の浪費がないということだ。だから、都会の人たちは、その通勤時間をいかに有効に使うか、また、通勤時間で失われた時間をいかに取り戻すかを試行錯誤し、ニッチな時間を絞り出しながらより効率的にタスクをこなすLifehacksなど考えられた。

そもそも、田舎にいれば、都会と比較すれば時間はのんびりと流れ、通勤時間に掛ける労力など微々たるモノだ。当たり前に自家用車を持ち、駐車スペースもある。庭付き持ち家も可能だ。所得水準は低いかもしれないが、お金だけが豊かさではない。通勤時間が長いと言うことはそこには経費も発生する。体力の消費も深刻で、家に帰ってぐったりなんてこともあるだろう。

うん、地方暮らしも悪くない。

4月からは通勤時間が増えるが、これも考えよう。その時間で、随分と遠ざかってしまった音楽の世界、少し青春時代を思い出しながら、記憶の片隅にある名曲数々を聞いてみようかなと思っている。その準備として、見よう見まねでデータ作りをしている。MacBookiTunes、まだ手に入れていないけどiPodという定番パターン。

しつこいけれども、地方暮らしも悪くないぞ。