次世代高速無線LANルータ/PCi MZK-W04N

MacBookは、IEEE8022.11n規格に対応しているので、理論値300Mbps(実効125Mbps程度)のスループットが期待できる。実際のところ、NTTのフレッツ光でLAN配線はCAT5なので、そこまでは期待できないが、無線LANは遅いというヲレのイメージは払拭できる数値だ。

今回、我が家では初めて無線LANを導入するその理由は、ワイヤレスマウス導入の記事と同じで、ユビキタスな環境を整えるため。

問題は、文系事務職のヲレにネットワークの設定が可能かということであったが、やっぱり無理。このプラネックスコミュニケーションズ(PCi)のMZK-W04Nという製品については、素人の理解の範疇を大幅に超えた設定が必要。というよりも、この製品だけではなく無線LANルータについては、多分どれも同じようなもので、基本的にヲレの知識のなさが原因だと思われる。それにしてもハードル高いなあ。
別にCD-ROMに納められている詳細マニュアルが付属品として入っていたが、「らくらく!簡単設定ガイド」を見ても解らないのに詳細マニュアルは見ないのだよね、素人は。

それにしても、ハードやOSも、種類やバージョンの違いが数ある中で、確かに一律の説明はできないにしても、「らくらく!かんたん設定ガイド」だけでは、多くの素人は多分設定はできないのでは。いわゆる説明不足。だいたい、たかだかA3裏表のこのガイドにしても間違いだらけで、別に「訂正のお知らせ」という正誤表が入っている。唯一の頼りである簡単設定ガイドの完成度が低いのは困るのだよ。

今回やってみて、少なくともルータとアクセスポイントの違いやIPアドレスの調べ方など位は知らないと全く設定(スタート)できない。ちなみに、ヲレは、暗号化方式とDNSサーバーの使用の有無のところでお手上げ、友人に電話し、その後自宅に来てもらって設定ができた。ほんと、感謝感謝である。

さて、難しいことはもうヤメ!ヲレでも理解ができるセッティングについてだが、Windowsパソコンがあるヲレの部屋で、すべての設定を完了させて、MacBookでの動作確認も行い、リビングにて、再度セッティングを行う。これは簡単だ。

Nintendo Wiiの横の配置。並べるとWiiの斜めのデザインが不自然に感じる。

Wiiとは、あまりにも近いので有線で直付け接続。


フレッツ光のルータがあるので、アクセスポイントとして使う。LANポートは4つ。赤のケーブルはMacBook設置場所へ、グレイはWiiへ、黄はヲレの部屋のルータへ繋がっている。

アンテナは3本。どんなふうに使われているのかの説明がないのでよくわからない。

MacBook側では、一度設定してしまえば無線であるということを意識せずに使用できる。検索してみると、3つの無線LANが検出される。その内一つは我が家。残りはご近所なのだろうが、ちょっと不安。暗号化キーの設定が重要だ。

接続スピードには、有線LANとあまり違わずストレスはない。試しに、リビングのMacBookを2階のヲレの部屋に持って行き、途中にある廊下のドアとヲレの部屋のドアを閉めた状態で接続してみると、なんと安定して接続できるではないか。ざっと見て50メートルくらいの飛距離があるのかな。ヲレの部屋でアクセスできるということは、家中で通信可能ということ。便利だなあと思う一方、やはり不安だなとも感じてしまう。ちなみに、Nintendo DSも無事に接続ができた。子供たちは、早速、マリオカートで対戦をしている。

これで、一応、我が家のユビキタス環境は、概ね揃ったようだ。後はこれらをどうして使っていくかが重要で、知的生産術の真価が問われるところ。

追伸:MZK-W04Nの箱の裏を見ていたら、「ボタンひとつで簡単に設定(WPS対応)」とあった。いったいどういうこと。紙の簡単設定ガイドにも、まったくこの説明はなかったけど。CD-ROMのマニュアルを見ろということか。
もう、どうでもいいけど。