小金(小銭)を貯める方法

小銭を貯める。「塵も積もれば山となる」が実感できる姑息な努力。でも、なせばなる。

■財布の中の硬貨は170円だけ
財布の中に入れておく硬貨は170円に限定する。家に帰ってきて釣り銭などで硬貨が増えていれば、170円(100円硬貨+50円硬貨+10円硬貨2枚)を残してすべて貯金箱へ入れてしまう。

なぜ170円かというと、ペットボトル150円又は缶ジュース120円の支払いをすることを想定し、それ以外はお札を使うようにする。一日当たりジュース1本は、許容範囲と妥協しての設定だ。硬貨4枚しか入っていないので、財布も膨らまず軽くて長持ちするという利点もある。

■硬貨(釣り銭)は使わない
ここからが本格的なノウハウだ。前出のジュース1本以外は、硬貨は使わない。
たとえば350円の文庫本を購入する場合は、1000円札で支払う。おつりは650円。次の店で100円のボールペンを購入する場合、先ほどもらった釣り銭650円から100円を支払うのではなく、また1000円札で支払う。おつりは900円。トータルで650円+900円で、1550円の小銭が発生するが、それはそのまま家に持ち帰る。そして、財布の小銭入れには、170円を残して残りはすべて貯金箱へ入れるだけ。

「・・・だけ」と簡単に書いたが、ものすごい勢いで小銭が貯まる一方、ものすごい勢いでお札が無くなっていく。500円玉があってもビビッてはいけない。

でもね、財布の中身が無いなら無いなりに節約して工夫して過ごせるもの。もう、無いモノは仕方がないですから。先ほどの例だと、「100円のボールペンを買うのに1000円も使うのか」と思えば、我慢することもあるということ。絶対に、小銭で100円を払ってはだめ。ここのルールは厳格にした方が良い。

■ATMからの引き下ろしは9千円
ATMから現金を引き出しする場合、何気なく1万円、2万円というように万単位で下ろしてしまうのだが、ここを一工夫。5千円なら4千円、1万円なら9千円、2万円なら1万9千円を引き出すようにすれば、ATMを使うごとに1000円ずつ貯まっていくことになる。

月に5回利用すれば5000円の貯金。なかなか5000円貯めるのは大変だが、この方法なら簡単。1万円を持っていようが、9000円を持っていようが、使い道はそう変わらない。無ければ無いように過ごす程度の適用能力が人間にはあると信じよう。


ヲレはこの方法を20年採用している。小銭を貯めて机、自転車、プリンタ、Xbox360などなど、小遣いでは買えないようなモノを毎年買ってきた。

ということで、今年も年末が近づいたので久しぶりに小銭を両替してみた。1年ぶりくらいか。
ちなみに銀行窓口で両替を依頼しては駄目。数百円の手数料を取られるので、自分の通帳を持っていって入金を依頼すること。

空き缶3個に貯めた小銭、迫力あり。まさに「塵も積もれば山となる」だ。

で、その結果は、なんと・・・126,416円。
おおおおおおおおおおおっ、すばらしい。お試しあれ、感動します。