親より稼ぐネオニート

ニートは定職に付かず必要なだけアルバイトなどをしている引きこもりに近い若者だとヲレは勝手に定義をしている。そしてこの本では、ネオニートをニートの中でも成功をしているニートだと定義をしているようだ。

ちょっと調べてみると、内閣府は、

高校や大学などの学校及び予備校・専修学校などに通学しておらず、配偶者のいない独身者であり、ふだん収入を伴う仕事をしていない15歳以上 34歳以下の個人

とし、厚生労働省では、

非労働力人口のうち、年齢15歳〜34歳、通学・家事もしていない者。又は、学籍はあるが実際は学校に行っていない人 、既婚者で家事をしていない人

としている。でも、感覚的には次のが近い。(Wikipediaから)

非常に誤用の多い言葉である。そもそもニートとは「○○をしていない」という「状態」を現しているにすぎない言葉であったが、その語義はマスコミよって歪曲化され、現在では「○○をする意欲が無い」という意味で使われることが一般的となっている。

まあ、ニートの定義はどうでも良いのだが、この書籍『親より稼ぐネオニート』は、雇用形態をとらない形でお金を稼ぐネオニートの成功事例が紹介されている。

[rakuten:book:12012210:detail]

でも、やっぱりこんな成功は一部の人なのだよね。紹介事例の中のいくつかはヲレも実際に試しているけど、確かにそこそこ稼ぐことは一時できる。が、生活できるほど稼ぐことは簡単ではない。成功者ネオニートには、それなりの適性があったのであろう。一度も社会の場に出ずして楽して稼ぐなんて世間はそう甘くない。

だからだ、こんな本を読んでその気にならないように。やる気があればできると読めるが、もし本当にやる気があるのであれば、そのやる気を違う方面に向けた方が良いのではと本気で思う。中長期のスパンで考えるべきであろうよ。