大阪破産
光文社ペーパーバックスって何だ。英語混じりの「4重表記」は読みにくい。例えば、こんな感じ。
最近、破綻bankruptした大阪の姿をユーモラスに描いた『浪速のグラディエーター』という漫画cartoonがウケている。
英語表記がどういうタイミングで出てくるのかは、わからない。「グラディエーター」は英語にならないの?ずっとこの調子なので、集中できない。
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大阪市の財政悪化を取り上げた内容。数年前、マスコミに連日叩かれた大阪市の行政運営、第三セクター、職員厚遇などが書かれている。内容的には、週刊誌に載ったものとあまり変わらない。
それにしても酷い。大阪が破綻する前に夕張市が破綻してしまったが、夕張市は「全国一低い行政サービス」となった。三池町や夕張市のように炭坑が駄目になったのがきっかけというのは、まだ理解できるが、大阪市というのは違うな。バブルの頃の感覚が未だに続いているという感じだ。
地方自治体の破綻はこれからもあるだろう。国の借金を地方に押しつける三位一体の改革の名のもと、どんどん地方は苦しくなる。そうしたら、大阪市の破綻も加速するかもしれない。この本に書かれていることが事実なら間違いない。