オリバー・ツイスト
ヲレの大好きな『戦場のピアニスト』ロマン・ポランスキー監督の作品だが、どうにも観ていて辛そうな雰囲気が漂っていたので、今まで手に取ることを躊躇していたもの。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: HD DVD
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19世紀のロンドンが舞台。舗装されていないロンドンの街、当時の大都会の雰囲気が新鮮。
ヲレの息子と同歳の主人公のオリバー・ツイスト、感情移入しすぎで観ていて辛い、途中で観るのをやめようかと思うほ無垢で健気だ。孤児院育ち、誰も味方がない。
当時の富豪層や官憲と貧民層の落差が激しく描かれている。貧民層は、人としての最低限の生活も保障されてなく、そこには幸せも希望もない。そんな中で、救いは、表立ってではなくても力を貸してくれる人が僅かでもいたことだ。
映画の悲しい最後も良かった。実に奥深いストーリで、その映像はずっと忘れられないだろう。