退職後は田舎暮らし、冗談じゃない

団塊の世代、退職後は田舎暮らし。

アンケート結果だそうだ。冗談じゃない。散々、都会の暮らしを満喫し、便利さを享受し、田舎を馬鹿にし、高速道路・整備新幹線・空港などの社会資本整備を批判してきている人たちだ(一部の人でしょうが)。

某ブログに、こんな発言がある。

一般に田舎の自治体が自主財源で賄えるのは一般会計の3割くらいである。農家の所得捕捉率が著しく低いからだ。ひどいところになると3%くらいで、あとは全部都会の納税者が納めた税金をタダ取りして埋めている。

他人の税金をあてにする寄生虫、ただのわがままではなかろうか。図書館であれ、なんであれ、何かを買いたければ、一生懸命働いて自分で買うのがあたりまえ。弱小自治体もせこいことばっかり考えてないで、住民が一生懸命働いて、かつ脱税をしないという方法でも考えたらどうか。

一部抜粋が良くないということを理解した上での引用。発言者は、某大学助教授、東京都在住。

この人のいう意味はブログ全体を通せば理解はできる。事実もそうかもしれない。ただ、ここで気になるのは、田舎の人間の人並みの生活をしたいという夢や希望までを否定していること。

日本、社会全体、共存共栄ということを考えない人たち、田舎を嫌って都会へ出て行った人たち、そんな人たちが退職後は田舎暮らしに・・・。冗談じゃない。税金を納めないようになってから、地方に出てこれば、その自治体の高齢化率は上がり、介護・福祉費の支出が増加する。それを負担するのは田舎で頑張っている人たち。

都会のゴミは地方で処理している。電力を惜しみなく使用しているが危険な原発は都会には造らない。そして、米・野菜・魚などの食糧は地方から都会にだ。今、お互いさまという思いが必要ではないか。同じ日本人ではないか。ヲレはそう思う。