ASIAN JAPANESE
1995年発行のちょっと古い本であるが、ブックオフで105円で見つけて読む。面白い。著者が、アジアを旅している間に現地で会った旅する日本人を綴ったもの。数年後、再び、アジア各国であった日本人と、今度は日本で会う。
ASIAN JAPANESE―アジアン・ジャパニーズ〈1〉 (新潮文庫)
- 作者: 小林紀晴
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/03
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
著者もアジアを旅する日本人も、そんなに投げやりではない。「単なる観光だから」と半年も旅を続ける人もいる。
アジアは面白い。日本を出てみると、日本はもはやアジアではないのではと思う。あの喧噪と活力が感じられない無機質な日本。著者も、アジアを旅する若者もそんな風に感じているようだ。
と言っても、ヲレは日本以外のアジアには住めないだろうと思う。というか住みたくない。俗物として、どっぷり日本の体質に染まっている。決してそれが嫌ではないから。