タイタニックから戦艦大和へ
テレビ朝日「巨艦引き揚げ」特番秘話、と題した書籍であるが、残念ながら内容がない。自己満足に終わっているところが悲しい。
タイタニックから戦艦大和へ―テレビ朝日「巨艦引き揚げ」特番秘話
- 作者: 江野夏平
- 出版社/メーカー: 工作舎
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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しかし、今の若い衆は、「戦艦大和」の主砲が46センチメートルなんていうことを知らないだろうな。ヲレなんか昨日見てきたようにイメージが沸く。小学生の頃、『丸』という雑誌を購読し、作るプラモデルは戦艦、戦闘機、戦車。ガンダムなんか無かった。
よく考えてみれば、戦争が終わってヲレが生まれるまでの期間よりも、ヲレが就職してからの期間の方が長い。戦後50年以上経った今、その記憶と記録は風化し始めている。時は、嫌なこと、辛いことを忘れさせてくれる効果もある。腰も治ってくる。都合の悪いことも忘れるようになる。人間とは良くも悪くも不完全なものだ。