光さす故郷へ

再読。最近、映画化なんていう話もどこかから聞こえてくる。文庫本にもなっているが、読んでみるとよい。今の世の中の苦労などなんでもないと思えてくるだろう。
この本のストーリを簡単に述べれば、満州からの引き上げの話で、中国残留孤児の悲劇がどうして起こったのか、実体験のように理解できるのだ。

光さす故郷へ

光さす故郷へ

ヲレはこの書名が示す「故郷(ふるさと)」と故あって、出版当時(2000年)著者から連絡を頂いた。当時24歳の著者が地方新聞の取材を受けたときの新聞記事の切り抜きも本の間から出てきた。とても懐かしい。

前回の「さとうきび畑」もそうだが、戦後50年以上経っても、その悲惨さを伝えることは大切なことだと思う。後世に事実を伝えること、大切だ。