スーパーピアノレッスンが面白い

ピアニスト、フィリップ・アントルモンが音楽の都ウィーンで、音楽家をめざす若者たちにテクニックを指導し、音楽表現について熱く語りかける。

いやー、ピアノ素人、というよりも何も知らないヲレが見ていても面白い番組。
ピアノを並べて指導するのだけれど、これが鋭く細かく繊細で知的。最初はどこが違うのって適当に見ていたのだけれど、よーく聞いていると、音楽家を目指す若者との差は歴然している。何というか、2、3年世間の荒波に揉まれてきなさい、なんて言い出すのではないかと思うほど、テクニックではない深さがあるのだ。音符を拾えばいいというものではない、感情表現としての音楽の魅力を感じる。

このフィリップ先生。よく知らないけど有名な人なのだろうね、と軽く見ていたが、どうやらもの凄い人らしい。軽く見て申し訳なし(謝罪)、巨匠フィリップ先生。

しかしなあ、この番組を見ていると、演奏が凄いだけではなく作曲をしたモーツアルトって本当に偉大だなとあらためて思う。偉大の規模が違うって感じ。

フィリップ・アントルモン先生が、さんざん指導しまくった後、最後に若者に言う。

君の勉強方法は間違っていない。頑張りなさい。

おっー、かっくいー。感動した。
NHKには受信料を払いたくない気持ち一杯なのだけど、気が弱いので払い続けているヲレであるが、ちょっと見直した。この番組いいぞ。

【最後に、遅筆堂(tipitu)から切なる願い】
 少しでも思うところあったらカチッと押してね → 
「人気blogランキング」