三億を護れ!
つまらない。帯の「すべての文学賞に背を向けた超問題本」の文句はなんだ。意味がわからないし、超問題本とあるけど、どこが問題なのか読み終わってもわからない。問題があるとすれば、著者の姿勢か。作家としてのプライドを持ってもらいたい。基本的に、安直である。軽すぎる。ストーリ全体に対して思い入れがなさ過ぎる。
- 作者: 新堂冬樹
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/04/16
- メディア: 単行本
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内容は、しがないサラリーマンが宝くじ三億円が当たってしまい、それに群がる詐欺師云々の誰でも思いつきそうな話である。再度言う「つまらない」。
まあ、貧弱な発想のもと書き始めたのはいいとしても、基本的に小説として品がよいというものではなく、かなり漫画に近い文章表現と展開で、読んでいて時間がもったいなくなる。読者は限られた時間の中で読書に時間を費やし、また、少ない小遣いを投資して購入しているのである。著者は反省すべきである。読者が満足できるような小説を書くよう最大限の努力をすべきである。
【最後に、遅筆堂(tipitu)から切なる願い】
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