四日間の奇蹟
帯に「魂の救いのファンタジー」とあったので、ちょっと抵抗があったのだが、意外に面白かった。第1回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作である。
内容的にはどこかで読んだような気がするもので、あまり新鮮味がないのであるが、なんというか、組み立てがうまく巧妙な伏線が設定され、また媚びない文章は、先がわかっていても先を読みたくなる魅力があった。これは、まさに著者の筆力であろう。
- 作者: 浅倉卓弥
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 文庫
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ちなみに、この第1回「このミステリーがすごい!」大賞の銀賞は、私が途中で挫けた「逃亡作法」である。何だかなー。お勧め度:50/100。
【最後に、遅筆堂(tipitu)から切なる願い】
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