四日間の奇蹟

帯に「魂の救いのファンタジー」とあったので、ちょっと抵抗があったのだが、意外に面白かった。第1回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作である。
内容的にはどこかで読んだような気がするもので、あまり新鮮味がないのであるが、なんというか、組み立てがうまく巧妙な伏線が設定され、また媚びない文章は、先がわかっていても先を読みたくなる魅力があった。これは、まさに著者の筆力であろう。

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫)


ちなみに、この第1回「このミステリーがすごい!」大賞の銀賞は、私が途中で挫けた「逃亡作法」である。何だかなー。お勧め度:50/100。

【最後に、遅筆堂(tipitu)から切なる願い】
 少しでも思うところあったらポチッと押してね → 
「人気blogランキング」