ヘーメラーの千里眼

松岡圭祐著、小学館刊、1995円
やっぱり千里眼、岬美由紀だ。特に今回は、防衛大学校時代の青春を描いており読み応えがある。後半の戦闘シーンもじっくり書き込んでおり、迫力ある。おもいっきり右寄り思想であるが、不愉快ではない。
ストーリ自体は複雑ではなく、わかりやすい。ほぼ予想したとおり進展し、どちらかと言えば、岬美由紀の青春を描くためのおかず的な役割である。単純で明快であるが、細部まで書き込んでいるため、安直な感じがせず、どんどんと安心して読み進むことができる。初期の作品の勢いが復活したようだ。おすすめ。お勧め度:90/100
ヘーメラーの千里眼

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