自殺自由法

戸梶圭太著、中央公論社刊、1800円。
面白い。不条理な世の中を自殺自由法で解消しようとする試み。無茶苦茶であるが、どこかに今の用の中の納得いかない部分に共通点があるようにも感じる。著者が本書の最後に紹述べている言葉にそれが表現されている。

本作脱稿直後、筆者は鬱に陥りましたが、わずか二日で元に戻れました。読者の皆様もご安心下さい。すぐに日常に戻れます。どんな日常かは人それぞれです。

本当に怖い世の中である。何が正常なのか、どっかネジが緩みがたついているのが普通であるような世情。いかがなものか。

自殺自由法