私生活

高橋源一郎著、集英社刊、1785円。
作家の生活であるけれども、その生活は自分たちの周りでごく普通に見る事ができるものとそう変わるものではない。しかし、感性と視点が違うのだろう。物事の見方、捉え方が私たち凡人とは違うのであり、それを文字で表現するのが仕事なのだ。だから作家の私生活、それは作家そのものを写し出しているように感じる。
この本は、日記でもなく、生活そのものを日々記載しているものではないのであるが、日々考えている事、感じている事が突っ込んで書かれていてとても興味深い。お勧め度:85/100。

私生活

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