新しいドラえもん

4月15日から新しくなったドラえもん。一言、駄目だな。もう全然駄目。声優が変わっただけではなく画のタッチも一新、従来のドラえもんの極限までデフォルメされたシンプルさが無くなり、灰汁が出た感じ。怪物くんの時代に戻った様子。(←表現が難しい)。
つまりは、4月15日以前のドラえもんとは別物になってしまった。今まで見続けてきた子供達にも不評。うまくバトンタッチをしてきたサザエさんのような配慮が欲しい。
しかもだ。ストーリに問題あり。偶々見た先週のテレビ放映では、のびたとしずかちゃんが将来結婚した時代に行くのであるが、この辺はドラえもんというストーリの確信の部分であり、そう簡単に触れられたくないところ。映画では既に描かれているのであるが、その繊細さとは別の安易なアクセスであり、今まで作られてきたイメージをガラガラと崩すものである。
テレビ放映は連続性のあるものであり、核心の部分はうまく避けながらも遠くから触れていく巧みさが欲しい。前回の放映で描かれた未来の風景も、まったく安直で幻滅するところ。放映は朝日テレビか?しっかりしなよ。ファンが減るよ。

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